私が見つけたライフワーク(2)

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第18回
スミレと鳥の関係

@ショウマ:ピンク系のスミレはほかにもあるの?

@スミレ:あるわよ。エイザンスミレっていうの。名前も変わっていれば葉も変わっているんだな、これが…。「エイザン」って何のことか分からないかもしれないけれど、比叡山(ヒエイザン)のエイザンらしいの。

@ショウマ:比叡山って、あの伝教大師・最澄由来の延暦寺がある山のこと?

@スミレ:そう、格調高いでしょ?もしかしたら御仏の使いなんてこともあるかもね。

葉の形と花の色に特徴があるエイザンスミレ葉の形と花の色に特徴があるエイザンスミレ

実際は、仏の使いということではなく、最初に比叡山で発見されたのでエイザンスミレと呼ばれています。
ちなみに、「エイザン」は比叡山の略称として実際に使われている言葉で、比叡山の「比」を忘れてしまったわけではないそうです。
アケボノスミレと同じピンク系の花色ですが、少し白っぽい物も多く、葉は普通のスミレとまるで違います。エイザンスミレの葉は、キクの葉のように深く裂けているのです。日本には数多くのスミレがありますが、このように葉が裂けているものは数種しかないそうです。

@スミレ:そういえば、私の仲間には葉のタイプがいくつかあるの。細長いのとか、丸いもの、またこのエイザンのように裂けているものもあって、種類を見分けるときのポイントになるわ。

@ショウマ:花だけでなく、葉にも特徴があるんだね。

長細い葉                              丸い葉
ハート型の葉                    切れ込んでいる葉

このように、スミレの葉にはいろいろな形があります。細長いタイプ、丸いタイプやハート型タイプ、また先が細かく分かれている深裂タイプなどです。
花の形は同じでも、葉はいろいろなタイプがあり、比較すると結構おもしろいものです。

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