らくらくわくわく 山野草見て歩き

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第37回
ニリンソウは歌に似合う花だった

この世の中に歌の数がどのくらいあるのかは分かりませんが、相当多いことは確かでしょう。そんな歌の中には花の名前が使われているものもあります。サクラを筆頭に、ウメやハナミズキ、そしてバラ、シクラメン、秋桜なども…。

ニリンソウは密生した葉の緑に白の花が映えますニリンソウは密生した葉の緑に白の花が映えます

歌に多く歌われるのは サクラやバラ歌に多く歌われるのは サクラやバラ

多くは木の花だったり園芸種の花だったりします。まあ皆、華やかで美しいから歌にふさわしいのでしょう。ただ、数は少ないものの、山野草も歌の中に登場します。リンドウやアザミなどメジャーな花はもちろん、ニリンソウのようなそれほど知られていないものも、歌われています。そのタイトルはズバリ二輪草。川中美幸さんのヒット曲です。

ニリンソウの花は白と黄緑で赤系や青系の色はありませんニリンソウの花は白と黄緑で赤系や青系の色はありません

ピンクのツボミと開いても薄ピンクのニリンソウピンクのツボミと開いても薄ピンクのニリンソウ

ニリンソウは早春に咲く花で、その中でもスプリング・エフェメラルと言われ、花だけでなく葉も春だけでほとんど姿を消してしまう、はかない花でもあります。花の直径は2cm程度。高さは10数cmで小型の花です。花の色は白…なのですが、ツボミはピンクのものもあります。開くと白くなりますが、開いてもピンクが残る場合もあります。調べてみると、ウスベニニリンソウと言う種類がありました。これくらいのものもウスベニと言うのでしょうか?


これは7枚の花びらがありましたこれは7枚の花びらがありました



花びらは5枚でウメやサクラと同じ。たまには5枚以上のものもありますが、一般的な花の形で特別目立った特徴はありません。そこへ行くと葉には特徴があります。


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