第2回
ザゼンソウは何回見てもおもしろい
2014.01.10 [西原 升麻]
話しは少しそれましたが、ザゼンソウの花後に出る葉は、その位置が特に決まっていないようです。中には花の後ろから出ているものもあって、リスの尻尾のようにも見えるし、方向を変えるとスカンクのようにも(もう少し葉が開けば、よりそれらしく見えたかも)見えます。ちなみに、ザゼンソウの英語名をスカンクキャベツというのは偶然でしょうか? もっともこの名前は形ではなく悪臭がすると言われるからですが、実際に近くに寄っても匂いはあまり感じませんでした。
尻尾のようなザゼンソウの葉
キャベツのような…
葉が展開してしまうとキャベツの感じはしませんが、その途中の姿を上からのぞき込むと丸くはなくとも確かにキャベツの葉のイメージが浮かびます。キャベツの洞穴って言う感じですね。英語名はこんなところから来ているのでしょうか?
葉が開いて驚くのはその大きさ、花もリンゴの数倍はあり、小さくはないのですが、葉と比べるとまるで小人です。
その後花はしおれ、大きな葉だけの世界になってきます。葉といってもこれだけ大きいものが辺り一面に広がるとどこかメルヘン的で、不思議の国に迷い込んだような錯覚に陥ります。
葉の下の方に花が小さく見えます
葉っぱワールドです
ザゼンソウって本当におもしろいですね。見るたびに新しいことが見つかりそうな気がしてきます。ということで、これからも見に行きたいと思っています。
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