ライターHの“デジモノ”放談

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第9回
骨伝導式ノイズキャンセルで携帯電話の通話を快適にする

2台の携帯電話を同時に待ち受け

Jawbone ERAは、私用と仕事用に2台、携帯電話やスマートフォンを持ち歩いている人にとってもオススメできる。ERAはマルチペアリング機能があり、同時に2台の端末と接続できるからだ。ペアリングして持ち歩けば、2台の内、どちらに電話がかかってきてもERAで電話に出られる。着信した携帯電話を取っ替え、ひっ替えしながら、電話しなくても済むわけだ。切り替えも実にスムーズ、電話がかかってくるとそちらの端末との接続を優先して、音声が切り替わる。だから、ERAを装着したら、本体はカバンの中に入れておくだけでよい。

着信への応答、終話の作業も簡単。ERAに内蔵された加速度センサーを使い、本体を2回タップする操作を着信への応答、終話に割り当てている(カスタマイズ可能)。着信音が聞こえてきたら、ERAの本体を指で2回叩けばよいのだ。もし装着していなかった場合でも、本体を持って2回振ると電話に出られる。

iPhoneやAndroidのスマートフォン、Bluetoothに対応した携帯電話とも接続(ペアリング)できる。同時接続は2台まで、ペアリングの設定は8台まで可能だ。

屋外での利用には片耳式ヘッドセットがベスト

ヘッドセットを利用するもう1つの魅力は、ハンズフリーということ。携帯電話を手に持たなくて話しができるので、通話中も両手を使った作業を止めなくてよい。またBluetoothの電波は10mほど飛ぶため、自宅や社内などでは電話の側を多少離れても大丈夫だ。

片耳式なので周辺の音を完全にシャットアウトすることもない。歩きながらでも、クルマの運転をしながらでも、安全に利用できるだろう。個人的には、こういったBluetoothヘッドセットは、街中でジョギングしている人や、自転車に乗っている人にこそ使ってもらいたいと思う。現状はイヤホンをしている人が多く、危ないと感じる場面をよく見かけるからだ。ERAは、Bluetoothで音楽を転送できるプロファイル「A2DP」に対応するので、電話をしないときは音楽を聴き、電話がかかってきたら通話に利用するといった使い分けができる。

実際のところ、Bluetoothヘッドセットを使っている人は、国内ではあまり多く見かけない。興味はあっても、装着して歩くことに恥ずかしいと感じる人もいるだろう。だが、最新のBluetoothヘッドセットに触れてみると、実に機能的な製品であることに気づかれるはずだ。屋内外でアクティブに活動する人は、一度利用されてみてはいかがだろうか。

ERAはプロファイル「A2DP」に対応しているため、iPhoneなどで再生した音楽も受信できる。通常時は音楽を楽しみ、着信時のみ通話に利用する。こうした使い分けもスムーズだ。

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