第4回
テレビが電話になる! ネット機能の充実を図るデジタル家電
2011.06.07 [原 如宏]
スカイプ以外にも充実し始めたデジタル家電のネット機能
今、家電メーカーでは、ネット機能の充実を図ってきている。DMR-BZT800で紹介したスカイプ対応は代表的な例といえる。パナソニックでは、すでに昨年前半から大画面テレビでスカイプ対応をはじめている。今年に発売した「VIERA VT3」シリーズでは、「Twitter」や「Facebook」、「Yahoo!オークション」にアクセスする機能もある(一部のネット機能はアップデートで対応)。
他メーカーだと、ソニーもネット機能の強化に力を入れている。こちらは、大画面テレビ「BRAVIA」シリーズの一部(HX920/HX820/NX720/LX900)が無線LAN機能を搭載。スカイプをはじめ、TwitterやFacebookを利用できる機能が用意されている。
テレビがテレビ電話になり、田舎の両親や友人と会話をする。様々なオンラインサービスをテレビ上で利用する。そんなリビングでのネット活用が進んでいくことになりそうだ。
無線LAN機能を搭載したパナソニックのBlu-rayレコーダー、「DIGA DMR-BZT800」(実売価格:16万900円)。HDD容量は2TB。3つのテレビチューナーと、録画機としての性能も充実している
別売のコミュニケーションカメラ「TY-CC10W」(実売価格:1万7800円)を、DMR-BZT800に接続するとスカイプが利用できる
実家の両親や友人のスカイプ名を登録しておくと、お互いがオンライン状態のときにビデオ通話や音声のみの通話ができる
DMR-BZT800の付属リモコン。「チャプターマーク」と「画面表示」の間に、スカイプの起動ボタン(「S」マーク)が用意されている
電話がかかってくる(通話の要求が届く)と、着信ランプが点滅。アラームも鳴り出し、利用者に着信を知らせる
今年3月に発売されたパナソニックの大画面テレビ「VT3」シリーズでは、TwitterやFacebookなど、スカイプ以外のネット機能が搭載され始めている
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