ライターHの“デジモノ”放談

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第3回
両親へのプレゼントに「iPad 2」を選んだ理由

4月28日に国内販売が始まったアップルのタブレット端末「iPad 2」。本来なら1カ月前の3月25日に発売される予定だったが、東日本大震災の影響で販売が延期された。「いつになったら発売されるだろう……」という気持ちで、この日を待っていた人も多かっただろう。

ボクは発売当日、自宅近くの家電量販店へと出かけ、iPad 2(3G+Wi-Fiモデル)を手に入れた。初代iPad(3G+Wi-Fiモデル)からの乗り換えとなる。なぜ乗り換えたのかについては、次回以降に述べようと思っているが、今回はそれよりも先に書いておきたいことがある。

それは初代iPadを手にした昨年から心に決めていたこと――、「ある2つの条件が満たされたら、iPadを両親にプレゼントしよう」という思いだ。そしてiPad 2は、ボクが考えていた2つの条件を全て満たしてくれた。発売当日は1人1台しか購入できなかったため、近日中にWi-Fi版のiPad 2を購入して両親へプレゼントしようと考えている。

なぜ、両親にiPad 2をプレゼントしようと考えているのか? その理由を紹介したい。

見よう見まねで使えるiPadのスゴさ

個人的にiPadという端末は、“パソコンを扱えないシニアや子供にこそ相応しい!”と考えている。実際、iPadが登場して以降、何度もそう感じさせる場面に出くわしてきた。

iPadの魅力を語るとき、“操作が直感的で分かりやすい”という点が真っ先に挙げられる。iPadは、液晶ディスプレー上を指で触る(タッチする)ことで操作していく。パソコンのようにマウスを使ってカーソルを動かし、クリックやダブルクリックをするという操作を必要としない。

マウスの操作は、パソコンを使い始めたばかりの人、とくにシニアにとっては大きな壁となってきた。5年以上前、60歳代でパソコンを始めた父も、マウスの操作に四苦八苦したものだ。

しかしiPadだと、パソコンを全く使えない母でも、ボクが使っている様子を横から見ていただけで、ある程度使いこなしてしまう。携帯電話すら持ちたくないといっていた母が、「iPadなら使ってみたい」というのだ。これには驚いた。

似たような感覚は、任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」が発売されたときも感じている。こちらもタッチパネルを内蔵し、画面を専用のペンでタッチして操作していく。直感的な操作を巧みに取り入れたゲームタイトルも多数販売され、ゲームを楽しむ年齢層が上下方向に広がった。iPadという端末も、同じような状況を生む力を秘めていると思う。

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