ライターHの“デジモノ”放談

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第8回
にぎやかなカフェで、自分一人の世界に浸れるカナル型イヤホン

毎日使うなら1万円台のイヤホンも高くはない

筆者のエティモティックリサーチ歴は、前モデルER6iに続き、hf5が2代目となる。個人的に驚くのは、このたった2つのイヤホンで、4年近く仕事を続けてきたことだ。高級なイヤホンに興味を持っていなかった当初は、3000円前後ほどのイヤホンを愛用していた。だが3カ月から半年も使うと、ケーブルが断線して片方のイヤホンから音が出なくなる……というありさま。仕方がなく、音が聞こえなくなるごとに、新しいイヤホンに買い替えていたのである。

エティモティックリサーチのイヤホンに替えてからは、頻繁に断線するようなことはなくなった。イヤホン内部のフィルターを交換するとか、3連キノコ上のイヤホンパーツを交換するというコストはかかるのだが、次々買い替えるよりはエコである。一定以上の品質を求めるなら、多少の初期投資は必要といういい例ではないだろうか。

最後に、もう一度断っておきたいが、今回紹介した遮音性の高いイヤホンは、カフェなどの店内専用として使うのが望ましい。屋外、特に歩いているときに使うと、後ろから来たクルマや自転車の存在に気づかない恐れがあるためだ。利用する場所を限定して、自分一人の世界に入り込みたいときのパートナーとして使ってみて欲しい。

イヤホンパーツ(「イヤホンチップ」と呼ばれる)が特徴的な、エティモティックリサーチの「hf5」。キノコが3つ重なったようなこのタイプは、耳の穴にすっぽり挿入すると外からの音を大幅に抑えてくれる


hf5に付属しているイヤホンチップがこちら。2連のキノコ型、伸縮性があり、耳あたりの良いスポンジタイプなどがある。長時間装着しても痛くないタイプを自分で選ぼう


分かりづらいが、イヤホン内部に直径2ミリにも満たない円形のフィルターが装着されている。このフィルターがつまると、音が聞こえなる。付属の機器を使ってフィルターを交換すると、元通りに音が聞こえるようになる


筆者は、この写真のように前回紹介したBluetoothレシーバーに装着して愛用している。筆者の仕事モードへと導いてくれる、必須アイテムだ

関連サイト

サウンドハウス(エティモティックリサーチ 国内代理店)
http://www.soundhouse.co.jp/

エティモティックリサーチ 取扱商品一覧(サウンドハウス)
http://www.soundhouse.co.jp/shop/SearchList.asp?i_type=m&s_maker_cd=1162

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