ライターHの“デジモノ”放談

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第15回
iPadで仕事! ノートPCの使い勝手をプラスできる「ロジクールトランスフォーム キーボード TK900」

「iOS5」対応で外付けキーボードがさらに便利に

筆者が積極的にiPadの外付けキーボードを使い始めたのは、iPadのOSが最新の「iOS5」になった10月以降になる。TK900が登場したことも1つの要因だが、それ以外にも理由がある。その理由とは、iOS5が「マルチタスク用ジェスチャ」に対応したことだった。

個人的に気に入っているのが、iPadの画面上を4本指でなぞる(スワイプやフリックなどと呼ばれる)と、アプリが切り替わる「マルチタスク用ジェスチャ」。iPadはパソコンと違って、1つの画面に1つのアプリしか表示できない。このためウェブや参考資料を見ながら、原稿を書くという動作がしづらかったのだ。

iOS5の登場によって、この操作が大幅に改善。画面上をサッと指でスワイプすると、ブラウザーなどに切り替えられるようになった。パッパッとアプリを切り替え、資料を確認しながら執筆作業ができる。

iPadを最新のiOS5にアップデートすると、「マルチタスク用ジェスチャ」を使えるようになる

画面を4本の指で左右にスワイプすると、マルチタスクバーに登録されている、他のアプリに表示が切り替わる。煩わしいホームボタンの操作は不要になった

またキーボードには、よく利用する音量の調整、音楽の再生や停止といった操作ができる機能キーが割り当てられている。fnキーと機能キーを同時に押すと、わざわざiPadの設定メニューやiTunesを開くことなく、操作できる。iPadで音楽を聴きながら、原稿を書くことが多いので、こうした機能キーがとても重宝する。

iPad 2にTK900を装着したことで、本体の厚みや重さは増してしまったが、iPadをノートパソコンの代わりにするという目標に、大きく近づいた。

TK900にはiPadの音量などの調整、ホームボタン、iTunesの操作などの機能キーが用意されている

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