第2回
その1 “豊かになるための3つの心得”
2011.04.26 [山田 英次]
基本は合わせ技で
この3つの方法の全てを同時に活用することが出来れば、皆さんの家計は飛躍的に改善するはずなのですが、全てに徹底して取り組むのは、なかなか難しいのが現実だと思います。
また、1つ1つの取り組みの効果は、労力の割には小さいものなので、1つの方法だけに固執せず、効果を考えながら、方法を選択することも大切です。
例えば、現在は震災の影響もありますので、テレビの主電源をこまめに切ったり、不要な家電のコンセントを抜いたりして、『節電』している方も多いと思います。もちろん、これは、とても大切なことですが、皆さんの家計という見地、つまり『節約』という見地で考えると、大した効果はないのです。
具体的に数字を考えてみるとすぐ分かります。この活動は、月に3,000円の電気代が節約できたとしても、年間36,000円の節約にしかなりません。これを30年続けても108万円の節約というレベルですから、これだけで、皆さんが豊かになる訳ではないのです。(108万円でどれくらいの期間、豊かな生活ができるか考えてみてください。)
ですので、未来の私たちが豊かな生活を手に入れるためには、3つの方法をよく眺めて、出来ることからコツコツと、合わせ技でやっていく必要があります。この『コツコツ』が最も効果を生むのが、(3)の『利回りをあげる』という方法です。
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