負けないぞ!賢者の資産形成術

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第3回
その2 “豊かになる為のサブエンジン

これからの資産形成でも大丈夫

前回のコラムでは、『自分が知らないところで、お金が働いてくれる仕組み』を複利というのだとお話をしましたが、これを言い換えると、『利息が利息を生み続けてくれる仕組み』となります。

この仕組みと上手に付き合い、メインエンジンである就労収入を継続的に確保し、その一部を複利運用にまわしていくことができれば、皆さんの資産形成は、更に加速していくことになるのです。

なお、参考までに、これから、資産を形成したい若年層にとっても、この複利運用が、大きな力になってくれることを、以下のグラフで、お伝えしておきたいと思います。

今から20年間、毎月3万円(年間36万円)を貯蓄に向けたケースです。
※前回は、一時金で100万円を預けた場合のグラフをご覧いただきました。

仮に金利がつかなければ、20年後の残高は、720万円(=3万円×12カ月×20年)となりますが、もし、皆さんが6%の複利運用をする力を持っていたら、残高は倍近い約1,393万円となりますし、9%の複利運用に成功すれば、それは約2,019万円となるのです。

アインシュタインが称賛した複利の効果は、これから資産形成の第一歩を踏み出そうとする若者たちにも、大きな力を貸してくれるのです。

次回は

『複利の仕組み』は、確かに誰にとっても有益なものなのですが、これは、この仕組みを正しく理解して、正しく使った場合のお話です。必要不可欠で有益な道具である包丁やナイフも誤った使い方をすると大きな怪我をすることになるのと同じで、はじめに使う目的と、使い方を理解しておかなければ、『負の利息』を生みだしてしまいます。

次回は、複利を誤って使った場合のダメージについて、考えてみたいと思います。

『負の利息』との仲が良すぎると、『頑張って働いているのに、なぜか、いつも苦しい生活をしている人』になってしまう可能性が高まりますので、注意が必要です。

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