第4回
その3 “資産形成の重荷”
2011.05.31 [山田 英次]
お金を借りるときの金利
多くの人がお金の借入先として最初に思い浮かぶのは、クレジットカードや、ノンバンク系のカードではないでしょうか。
普段、意識していないと、その金利がどの程度か分からないと思います。もし、分かっていたとしても、最初から、長期間借りるつもりの人は少ないので、多少、割高な金利でも許容してしまう傾向にあります。皆さんは、一般的な金利水準をご存じでしょうか。
もちろん、各社の金利設定は、バラバラですが、キャッシングやリボルビング払いの場合は、15~18%程度の金利が一般的です。
この数字をみて、皆さんはどう感じますか?
50万円を借りれば、1年後に、借入残高が57.5~59万円程度になるということは、だれでも想像することが出来ると思います。もし、皆さんが、実際に、借金をするのであれば、その借金を完済するまでに、総額で、どの程度の経済的負担が発生するかを理解しておく必要がありますので、この機会に具体的イメージを確認しておきましょう。
以下は、一般的なクレジットカード(金利15%)でリボ払いの上限である50万円分の買い物をした場合の、返済イメージをグラフ化したものです。
※グラフ中の数字は、完済するまでに必要となる返済回数(月数)です。
※50万円のキャッシングをして、毎月定額を返済する場合も同じイメージとなります。
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