第5回
2011年がマンション購入のチャンスのワケ
2011.06.21 [斉藤 ヒジリ]
前回は、マンションの価格に注意していただきたい、ということをお話しました。それでは2011年にマンションを買うのは得ではないのか、というと簡単にそうともいえません。2011年に入って特徴的な良い点があります。
それは環境のよい立地のマンションが増えてきたということです。特に公務員の官舎や企業の社宅跡地に建設されるマンションが増えてきました。こうした土地は環境に恵まれ、かつ便利なところが多く、マンション用地として非常に魅力的なものです。また、こうした土地は希少価値が高いため狙い目です。
建物は古くなっても環境や立地というものは、いつまでもその価値を保つことができます。近年、中古マンションに注目が集まっている一つの要因は、現在では得難い、良い環境のマンションがあることです。資産価値を考えた場合、特にこの点は重要です。
マンションは土地があって成り立つものですから、日当りが良い、眺めが良い、駅から近い、といった条件はなかなか作り出すことはできません。タイミングが合って初めて可能となるものです。したがって昔のマンションにあって、今のマンションに少ないものはこうした点です。過去どんどんマンションが造られてきたわけですから、良い立地のマンションが難しくなることは容易に想像できます。
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