第30回
2013年は「買い」?!
2013.02.26 [斉藤 ヒジリ]
ただ、現在はだいぶマンション価格が下がったような気がしますが、ミニバブルが始まった2006年と比べてみると、マンションの平均価格はまだ10%程度高い状況なのです。この点を忘れてはいけません。
これまでは、良いものを買えば少々高くても売るときに高く売れるという考えが通用しましたが、これからはそれすらも難しくなると感じます。したがって、これから経済状況が好転し、デフレが止まるといわれていても、マンションを検討する際は、面積当たりの価格を算出し、過去のデータと比較してみる必要があります。
マンション同士を比較する際も、面積当たりの価格で比較するということが、正しい価格を判断するコツです。
詳しくは拙著でも説明していますので、一度ご覧ください(立ち読みでも結構です)。すると、上記の5「コンパクト化の進行」という現象、つまり、これまでと同じ価格でも面積が狭くなるということがわかってくるでしょう。
「金利が安いから」「消費税が上がるから」などという文句にあおられ、あわてて高いものを買わないように注意しましょう。
参考:不動産経済研究所「2013年首都圏・近畿圏マンション供給市場予測」
http://www.fudousankeizai.co.jp/Icm_Web/dtPDF/kisha/2013m-yosoku.pdf
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