第4回
ライフ&シニアハウス 港北2 協働でつくる理想の「ハウス」
2011.07.05 [木原 洋美]
寄付された家具からしのばれるご入居者の素晴らしさ
窓から見える公園の緑の豊かさは
半端じゃありません
以上、「ライフ&シニアハウス」のハウスすべてに共通する特徴を紹介しましたが、実は同じライフ&シニアハウスでも、各施設、ぜんぜん違う個性を持っています。
考えてみれば当然ですよね。
住まい手は10人10色。その人たちが、異なる地域で、思い思いに意見を出し合って、地域密着型のハウスをつくるわけですから。
たとえば横浜市営地下鉄のセンター北駅・駅前にある「ライフ&シニアハウス 港北」と、同じく横浜市営地下鉄の仲町台から徒歩15分にある「ライフ&シニアハウス 港北2」とでさえ、まったく雰囲気は違います。
(ご興味を持たれた方はぜひとも、2個所を回り、比べてみてください。面白いですよ!)
「ライフ&シニアハウス 港北2」は、茅ヶ崎公園という広大な公園に隣接しています。館内はゆったりとした造りで、元気な方が住まう自立型の「ライフハウス」と介護が必要な方が住まう介護型の「シニアハウス」とが併設されています。元気なうちは「ライフハウス」で暮らし、介護が必要になったら、追加費用なしで「シニアハウス」に住み替えが可能だそうです。
写真暗くてわかりづらいですが、
なんと浴槽はヒノキです
公園の借景が見事なレストラン、庭を見ながら入れる大浴場、館内随所に設けられた小粋な休憩スペースや畳の部屋もある居室などなど、見るからに居心地がよさそう。
「ライフハウス」には、現役で働いている方もいるそうです。さらに「ライフハウスでは、サークル活動やイベント、地域との交流も活発に行われているんですよ」とハウス長さん。
それはそうですよね。元気なうちから、終の棲家について積極的に考え、自分たちも参加してつくり、移り住んできた方々ですもの。
箪笥と衣紋掛けはご入居者から寄付されたもの。手前のソファとテーブルは、寄付の家具とマッチするものを選んだそうです
どんな方々かお住まいなのか…物語ってくれるものをみつけました。
それは館内のあちこちに置かれた家具の数々。いずれも味わいある、素敵なものばかりです。
「こちらに移り住まわれる際に、ご不用になった家具を、ご入居者から寄付していただいたものです」(ハウス長さん)
ご入居者の趣味の良さと、それまで歩んでいらした人生の素晴らしさが、しみじみ伝わってくる感じがしました。
◎入居者募集中
「ライフ&シニアハウス 港北2」は、もっか介護型のシニアハウスに空室が何室かあり、入居者を募集しています。(自立型のライフハウスは満室ですが、「登録」の受付はしているので、早いうちから登録しておけば、将来優先的に入居できるそうです)
ハウスの個性は、住まい手がつくるもの。これからのハウスづくりを、ご一緒に、楽しんでみてはいかがでしょうか。
ライフ&シニアハウス 港北2
http://www.seikatsu-kagaku.co.jp/intro_house/kohoku2/kohoku2.html
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