第17回
頑張った人生へのご褒美のようなホーム〈高齢者マンション・サンシティ横浜〉
2012.04.24 [木原 洋美]
某日のディナー。メインディッシュは「魚のパイ包み」。フレンチも和食も、どれも一流店の味と盛り付けです。ビールなどのアルコール類やデザートもあります。
お昼時でしたので、ランチをいただきましたが、予約不要で、メニューも豊富。もちろん味も盛り付けも言うことなし。
加えて、食事をされている他の入居者のみなさんのおしゃれなこと!
女性はきちんとお化粧をし、アクセサリーも身につけています。
男性もノーネクタイではありますが、ジャケットスタイルだったりして、ピンッと背筋を伸ばして生活している感じが伝わってきます。
Mさんはコーラスが趣味なので、さっそくコーラスのサークルに参加したと楽しそうに話していました。
「それにね、頻繁に開催される催し物にやってくるアーティストがすごいのよ。世界の一流レベルの人が来るの。驚いちゃうわよ」とのこと。
専有居室は1人部屋で、ベッドルームとリビングダイニング、キッチン、バス・トイレ合わせて52.92㎡。
Mさんは持ち物が多いので狭く感ましたが、それなりに広いといえるでしょう。
屋上からの眺望。横浜がこんなに緑豊かだとは!と感嘆させられるほど広い森の向こうに、ランドマークタワーなどのビル群が見えます。
バルコニーからの眺望もすばらしかったです。
駅から離れているので、車がないと不便かなと思いましたが、駅までは無料の巡回バスが、東戸塚駅へ1日9便、横浜駅へ12便、保土ヶ谷駅への直行便が1便あり、不便はなさそう。
スタッフはちゃんと名前と顔を覚えていてくれて、来客(私たちのこと)への対応もそつがありません。笑顔もよくて、いい感じなんです。
本当にリゾートホテルみたいなので、親せきのお子さん(6歳)はMさんのことを「ホテルのおばちゃん」と呼んでいるそうです。
また、法事の食事会をこちらのレストランで催したところ、「ここいくらで入れるの?」「空きはあるかなぁ?」と横浜・鎌倉辺りに住む親せきの何人かが真剣に入居の検討を始めたと、Mさんは上機嫌で教えてくれました。
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