フロム・ナウ流 有料老人ホームガイド

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第19回
食事と天然温泉が自慢のホーム〈介護付き有料老人ホーム・レストヴィラ溝の口1・2〉

ワタミならではの充実昼食は500円

1食500円の試食ランチ。決してごちそうではないけれど、おいしいです。

さて、ワタミといえば、やはり食事に期待します。
同社のホームページにも、「ホームでの楽しみのひとつ。それは食事の時間。食事には、元気になったり、笑顔になったり、たくさんの力があります。外食事業から出発したワタミだからこそ、「食」には強いこだわりがあります。」と書かれています。

ホームを見学すると、「昼食の試食無料」というところも多いのですが、「レストヴィラ溝の口」は500円を支払います。

この日は「サバのみそ煮定食」。
料理長さんがやって来て、ワタミの農場で収穫された元気な野菜を使用していること等、一皿一皿丁寧に説明してくれました。
ごく日常的なお料理も、説明してもらうとおいしさが増すような気がします。
実際、野菜は新鮮でおいしかったです。

献立予定表を頂いたので、まじまじとチェック。
朝食は和洋どちらかを選択可。
昼食は味噌ラーメンやカレーライス、駅弁シリーズ等々あり、楽しそう。
夕食は全体的に魚料理が多いようでした。

手厚い介護求めて移住する際には要再契約

「レストヴィラ溝の口2」外観。キッチン付の居室が人気で、定員は埋まっていました。

昼食の後は、近所に建つ「レストヴィラ溝の口2」へ。
こちらはご入居者と介護スタッフの比率が3:1。
居室にはミニキッチンが付いており、自立度の高い方々が入居しています。
確かに、みなさん自立されていらっしゃるようで、見学当日、ほぼ満室のはずの館内はとても静かでした。
「みなさん外出されているようです」と施設長。なるほど、アクティブです。

ここ「レストヴィラ溝の口1・2」の自慢は、天然温泉です。
1の方は、介助されて入浴する人ばかりのようでしたが、2では自力で入浴する人が多数(見守りはあるそうです)。
やっぱり温泉は元気なうちに、自分で入るのがいいなぁと思いました。

大震災後の節電で、館内は暗めでしたが、清掃も行き届き、快適そうでした。

こちらのホームの入居一時金は、1が780万円で2が880万円。
一ヶ月の利用料は双方とも195,000円です。
まあ、普通の価格です。

ただ2の方は、ほぼ自立している人向けなので、より手厚い介護が必要になった場合は1をはじめ、ほかのホームに移住等しないといけないのですが、その場合は契約を解除して、移住先のホームと改めて契約を交わさなければなりません。
意外でした。

2に入居する場合は、生涯元気でいるか、手厚い介護が必要になった時には家族の元に引き取ってもらうなどを考えておかないと、不安が残ります。

「ワタミの介護」運営のホームでは、有料昼食付きの見学のほか、最長6泊7日までの体験入居 (1泊3食付き・1名12,6000円(税込)。保証金50,000円)の受け付けも、随時行っています。
また、「終身契約」前提または入居待機の人向けに、入居金250万円~500万円での「1年契約」も受け付けています。

ご興味がおありの方はぜひ、お出かけください。

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