第20回
“手厚い介護”のお手本〈介護付き有料老人ホーム・フェリエ ドゥ 横浜鴨井〉
2012.07.24 [木原 洋美]
腹膜透析に対応しているということは、実はすごいことなのです。
患者本位の医療を行っている病院との連携ができているあかしでもあり、これはポイントが高いと思います。
施設長さんは、重症のCOPD(慢性閉塞性肺疾患)で、あちこちで断られた人を受け入れた際の話も聞かせてくれました。
受け入れには、栄養療法はもとより、酸素療法や薬物療法について、スタッフの十分な理解ときめ細かなケアが必要です。
看護師24時間常駐でなければ対応できないケアでもあります。
よそで断られるのも無理はありません。
「ほんの一ヶ月しかお世話できませんでしたが、ご入居者様にもご家族様にも、ここに来られてよかったと言っていただけました」
これもまた、ケアの質の高さが分かるエピソードだと思います。
質の高さといえば、「究極かも」と感じたのは、
「栄養価の優れた食事と、適切なリハビリで身体機能が回復し、短期間で退去されるご入居者様もいます。ホームの経営面はともかく、介護者冥利(みょうり)に尽きますね」
というお話。素晴らしいです。
最後に、「ホームの良しあしはどうやって見極めたらいいですか?」と質問すると…
「最低一週間は体験入居をするべきですね。1日2日はごまかせても、一週間となるとむずかしいですから。うちにもぜひいらしてください」
とのこと。
自信満々です。
そこで思いました。
「各ホームの施設長が選ぶ、(自分の施設以外で)自分が入りたい老人ホーム」というのがあるといいのではないかと。
ぜひ欲しいです!
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