フロム・ナウ流 有料老人ホームガイド

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第12回
〈蓮田オークプラザ「自立館」「支援館」「介護館」〉社会との接点を設け、地域交流を大切にするホーム

蓮田駅前に『歌声喫茶』出現! めざすは文化発信地

居室専用のベランダ露天風呂は天然温泉。富士山や東京スカイツリーまで見渡せる眺望は絶景です。(大浴場『琥珀の湯』の写真はHPでご覧ください)

「レクリエーションは力を入れています。毎日何かやっていますが、なかでも心がけているのは、地域に対する文化の発信です。
9月16日には、レストラン『AJI ICHIBA』を使い、新宿の歌声喫茶『灯(ともしび)』のみなさんに来ていただいて出前歌声喫茶を開催しました。会費1000円(ケーキセット付き)で、地域のみなさんにも多数お越しいただき、満員になりました。今後は落語家の桂小文治さんに来てもらって寄席を開催する予定もあります。
老人ホームは高齢者を閉じ込めるところではありません。文化の発信地になるべきです。社会、とりわけ地域社会とのつながりは今後も大事にしていくつもりです」(王社長)

読者のみなさんは、『歌声喫茶』ってご存知ですか?
「1950年代の高度経済成長の時代に一世を風靡(ふうび)した喫茶店のスタイルで、リーダーの音頭のもと、店内の客が一緒に歌を歌うことを主目的にした喫茶店」です。

カラオケと違って、進行役を中心にみんなで歌うことによって強い連帯感が生まれる。 おかげで初対面の人同士でもすぐに打ち解けることができる。
といったメリットがあり、この数年、「青春時代の歌を一緒に歌うことで気持ちも若返り童心に戻ることができる」とシルバー世代で人気が再燃しているとのこと。

『蓮田オークプラザ』ではほかにも、毎週土曜日に、蓮田のJA南彩や商工会に声掛けし、朝市を開催したりもしています。

つまり、「社会とアクセスする機会をたくさん設けている」わけです。
これ、素晴らしいと思いました。
高齢になると、体力や気力の衰えに伴って、社会や人との縁も衰えてきますよね。
そのあたりを積極的に、でも強制せずに補って、仲間づくりをサポートするのが、『蓮田オークプラザ』流のレクリエーションなのではないでしょうか。

仲間がいて、外に行く楽しみがあり、外から来てもらう楽しみもある。だから『蓮田オークプラザ駅前温泉館』のご入居者は元気で、館内には明るい活気があるのです。きっと。

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