第23回
多摩川の四季と暮らせる老舗ホーム「シルバーシティ聖蹟桜ヶ丘」
2013.03.26 [木原 洋美]
●朝食は、洋食と和食と、好きなほうを選べる
洋食の場合はパン食+飲み物。和食の場合はご飯と味噌汁が基本
●昼食と夕食は1種類。ただし食事の形態は4パータン
・普通の食事形態
・刻み食(嚥下(えんげ)・咀嚼(そしゃく)能力が若干衰えた方向け)
・超刻み食(刻み食より、もう少し細かくしないと召し上がれない方向け)
・流動食
「超刻み食になると、食材そのものを細かく刻みますので、見た目では何を食べているのか判らないことになりがちです。
そこで主菜を真ん中に、副菜も周囲に彩りよく配置し、食事介助をする際に、これがなんなのかということをきちんとご説明しながら進めております」と、ヘルパー主任。
しっかりと工夫がされているのです。
月に一度の外出・旅行は、入念な下調べと情熱で実行
シルバーシティ聖蹟桜ヶ丘の長所は、外出や旅行への熱意にもあらわれています。
「イベントとして月一回、外出や旅行を企画しています。
障害者用トイレがしっかりあるか、車椅子ですべて移動できるか、といったことを実際に下見して、ぶどう狩り、イルミネーションツアー、水族館などへお誘いしています」
と担当スタッフ。
外出・旅行はどこのホームでも行っていますが、こちらのホームほど積極的に企画して、入念に下見して行っているところは多くありません。
肉体的に元気な方だけでなく、不自由がある方も一緒に楽しむための気配りがとても行き届いています。
「うちのホームは多摩川が非常に近いので、花火大会を各階の廊下から観賞することができます。
涼しい環境のなか、ビールを飲みながら見られますので、お客様のご家族もいらして、毎年にぎやかに見ています」(担当スタッフ)
多摩川の夕景
外出や旅行も充実していますが、多摩川の土手が近いというのは、入居者にとってとてもよいこと。
ホームの廊下に、入居者が撮った写真が飾られていたのですが、花火や草花、野鳥など、多摩川の自然風景がたくさん並んでいました。
日常的に外に出たくなる環境があって、かつスタッフも外出へと積極的に導いてくれる。
シルバーシティ聖蹟桜ヶ丘は、そんなすてきなことが当たり前にあるホームです。
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