今だからこそ考えよう~自分に合った食事と運動のいい関係

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第37回
とろみ+食物繊維でダイエット効果アップ!

ダイエットが続けられないのは、
1.すぐにおなかが空いてしまう
2.ダイエット食がおいしくない
3.友人や仕事の付き合いでどうしても外食をやめられない
などが代表的な理由はないでしょうか?

そのようなダイエットが続けられない方に、お手軽なダイエット方法があります。
とろみや食物繊維の多い食べ物、またかみごたえのある食べ物を食べるように心がけると、上手にダイエットできるようになるもしれません。

■とろみのダイエット効果

英・サセックス大学の研究者が、ヨーグルトにとろみを加えることによる満足感について調べたところ、カロリーに関係なく、とろみのある方が満足感を得やすいという結果が出たそうです。
とろみは、片栗粉やゼラチンなどで簡単に付けることができます。

■食物繊維のダイエット効果

食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があります。
水溶性食物繊維は、腸内の糖質やコレステロールと結びつき、体内への吸収を遅らせ、便と一緒に体外へ排出させる働きがあります。食後の血糖値の上昇も抑制するので、脂肪を溜め込む原因になるインシュリンの分泌も抑えられます。
不溶性食物繊維は、便の腸内残留時間を短くして排便をスムーズにさせ、食事の満腹感を与える効果があります。また、胃の中でカロリー吸収を押さえるともいわれています。
このように、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維を上手に摂取すると、ダイエット効果がアップします。

水溶性食物繊維は、ネバネバ感やサラサラ感のあるものが多く、昆布やわかめ、果物、里芋、オクラなどに多く含まれています。
不溶性食物繊維は糸状に長い筋で、ボツボツ、ざらざらしているのが特徴です。雑穀、野菜、豆類などに多く含まれています。
ちなみにキノコ類には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランスよく含まれています。

食物繊維はたくさんのダイエット効果がありますが、摂取しすぎると逆に便秘になる人もいます。食物繊維をたくさん食べているのに便秘になる方は、摂取量を少し減らしてみましょう。

■かみごたえのある食べ物のダイエット効果

かみごたえのある食べ物は、かむ回数が増えるため、満腹中枢が刺激されます。満腹中枢が刺激されると、食欲を抑えるホルモンが分泌されるため、食べ過ぎを防げます。
かみごたえがないものでも、たくさんかむことによって満腹中枢を刺激することができます。ダイエット中の方は、いつもより多くかむことを心がけてみましょう。

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